現代アート クリスチャン・ボルタンスキー展
現在、大阪の国立国際美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展。
フランスの現代アーティスト。
現在74才で、初期作品からの回顧展となってます。
ナチス占領下のパリ生まれ。
全く背景を知らずに展示を観ても、存在と死を感じさせられるはず。
今回は、展覧会会場入り口で、作品説明リストをもらえます。が、会場は暗くて読めないかも。
展覧会タイトルは、lifetime
まさにボルタンスキーの作品を表すタイトル。
初期作品からの展示で、フィルムや写真、インスタレーションなど盛りだくさんですが、展覧会会場全体がひとつの作品となっています。
ボルタンスキーを表すインスタレーション作品のようでした。
明かりを使用したインスタレーションが印象的。
展覧会初日から1日ごとにひとつ消していき、最後には真っ暗に。
人生があらかじめ定められた死に向かっていくことを示す。
今回の回顧展のために制作
踏み入れた途端、お墓だと思った黒いモニュメント。そのモニュメントの中を歩くと「来世」の文字を見ることに。
フィルムも展示されてます。
右のブルーのフィルムは、2014年13時間のビデオをチリのアタカマ砂漠で撮影。
細長い枝に風鈴がついて音が鳴ってます。
なんと、ボルタンスキーが生まれた夜の星座を再現したものだそう。
左の白いフィルムは、2017年カナダで撮影。
このフィルムのみが作品の存在を示していて、神話として残すことを意図されている。
人の存在の儚さを感じると同時に存在の意義を考えさせられる作品でした。
もう一度は行こうと思ってます。
彼がボルタンスキー。かっこいいですね
展覧会情報
5/6まで国立国際美術館